広域連合議会
みよし広域連合議会8月定例会が8月4日に開かれました。
事前に全員協議会が開かれ、議案の事前説明及び質疑を行った後に本会議となりました。
今定例会では平成27年度決算の認定ほか、平成28年度の各会計の補正予算が提案され、すべての案件が原案どおり可決及び承認されました。
本会議の提案理由説明の後、議案審議に先立って行われた一般質問では、私と長谷川議員が質問を行いました。
私からは「一般廃棄物処理計画について」の質問をおこないました。
質問要旨及び答弁要旨を以下にご報告いたします。
質問要旨
1.一般廃棄物処理施設について、整備年度及び現在までの稼働・修繕の状況は?
2.一般廃棄物処理施設における耐用年数等の今後の見通しは?
3.一般廃棄物処理施設の今後について議会から提言を提出した。また一般廃棄物処理における基本計画が示されてから1年半が経過したが、今後の具体的な方針をどのように考えているか?
※広域連合議会では平成27年11月より5回にわたって当該施設の現状と今後の方向性についての協議検討を行ってきており、今般の定例会の前に、検討結果の現時点でのまとめとして、提言書を広域連合長に提出しました。
内容について簡潔に述べると以下のとおりです。
清掃センターについては、新施設の整備が妥当である。
リサイクルプラザについては、必要に応じて補修等を行いながら継続して処理を行う。
最終処分場については、早急に将来的な方向性を決定することが必要である。
浄化センターについては、新施設の整備が妥当である。
答弁要旨
1.及び2.については事業課長より答弁、3.については広域連合長の答弁
1.(事前に配布された一般廃棄物書林施設の整備状況を示す資料を元に)一般廃棄物の処理には多額の維持経費がかかってきており、現状では年を追うごとに金額も増加している。
2.清掃センターについては一般的な耐用年数を大幅に超過している。最終処分場については、実質的なの残り耐用年数は概ね7年と試算している。リサイクルプラザは、稼働後16年となっており、耐用年数は概ね30年程度と考えている。浄化センターについては一般的な耐用年数を大幅に超過している。これらを元にした今後の見通しとして、清掃センターについては今後も老朽化による処理能力の低下が進んでいくと予想している。最終処分場は概ね7年で満杯すると試算している。リサイクルプラザについては、今後しばらくは大幅な予算の増額を伴う事象は発生しないと考えている。浄化センターについては、電気室棟及び脱水室棟の移設工事など、非常に高額な維持補修経費が必要となってくると予想している。
3.清掃センターについては、現有施設を稼働しつつ施設を新しくするのは物理的に不可能と考えている。なか、根本的なハードの更新が必要と考えており、新しい施設を建設する方向で進めていきたい。最終処分場については、ゴミの減量化や資源化が進み、期間の延長ができているものの、満杯する次期も迫っており、早い段階で方針を決定していきたい。リサイクルプラザについては、当面は現有施設での運営が可能と考えている。浄化センターについては、数度にわたる期間整備も行いつつ、維持をしているが、様々な環境等の要因変化により、現在では施設規模もオーバースペックとなっているため、新施設の建設も視野に入れつつ、処理工程の見直しも含めて現有施設を稼働させながらの施設更新ができないかを早い段階で判断したい。
答弁の最後に、事業の実施については莫大な経費が必要になってくるため、構成市町の議会や執行部と踏み込んだ協議を進めていく必要があること、さらに今後も事業の進捗報告や協議検討の場を設けていくとの回答が示されました。
そのほか、定例会では先般の熊本地震における緊急救助隊の活動報告がされるなどしてへいかいいたしましたが、今定例会では、一般廃棄物の処理に関して議会からは事前に提言書を提出したこと、また広域連合長からは一般質問の答弁において今後の方向性が示されるなど、将来、振り返ったときに大変重要だったと考えられる定例会になったと感じています。
議会では示された方向性を念頭に、今後も引き続き進捗状況をチェック或いは検討、或いは提言を重ねて参ります。
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