スカイライン
高校時代に教科書に出てくる枕草子。
春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは…
(中略)
秋は夕暮れ 夕日のさして山の端いとちこうなりたたるに…
山の工事現場からの帰り、尾根伝いに車を走らせていると、いつもこれを思い出します。
稜線、つまり山の頂きを結んだ線が山の端。
平野部から山を見上げたとき、稜線に接する空の部分が山際。
英語は苦手なのですが、どちらもスカイラインとなるのでしょうか。
清少納言の枕草子に戻ると、彼女か春に美しいと感じているのは空で、秋に美しいと感じているのは山ということになります。
言葉はにていますが、同じ境界線でも、空側と取るか、山側ととるかで意味合いも趣も変わってくるものですね。
平野部からみた山際、山の端
尾根から眺めた平野部。
雲が下に見えます。
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